胆石日記2

●2012年1月4日(問診)
 冬休み最後の日を使って大手前病院に行き、検査について相談することに。10:00の予約だったので、JR京橋から風の強い中を歩いて、9:40には病院到着。玄関の警備員さんがやたらと元気だ。

 紹介状をもって受付に行くと、初診なので問診表に、症状や病歴などをアレコレと記入する。その後、クリアフォルダに挟んだ書類と診察券を渡されて、1階の内科受付に行くようにとの指示。エレベータの裏側にある内科の受付で書類を渡して、待合室のベンチに座って待つことしばし。

 名前を呼ばれて、消火器内科の診察室に入る。担当はTRB医師。症状を説明すると、やはり胆石が最も疑わしいとのこと。あとは十二指腸も可能性があるので、CTと胃カメラをやってみましょうということになった。胆石ができると、食事後に胆嚢が胆汁を押し出そうとするときに詰まってしまい、それで胆嚢が腫れて痛みが出る。時間がたつと痛みが引くのは、食べたものが消化されて胆汁を出す必要がなくなるから。数ヶ月に一度しか出来ないのは、胆石が押し出されてしまうのか、逆に胆嚢の中に戻ってしまうかが理由、という説明だ。

 胆石が出来ている場合は、薬で溶かす治療方法もあるが、2〜3年かけての治療になるので、基本は胆嚢を切ってしまうのがベストとのこと。
「胆嚢って切っても影響ないんですか?」と聞くと
「盲腸の次に切っても影響の無い内臓です」という。
胆嚢は肝臓で作られた胆汁を溜めて濃縮する。通常の食事では肝臓から出る胆汁で十分だが、脂っこい物を食べた時など、ちょっと頑張って消化しなければならない時には、胆嚢に貯めていた濃い胆汁を十二指腸に出して消化を助ける、という理屈。

 胆嚢がなくなると、胃や腸全体で消化機能を補うようになる、100人に5人ぐらいの割合でお腹がゆるくなる人も出るが、それも自然と回復するらしい。要は、いくつかある消化のための機能のひとつがなくなるだけで、消化できなくなるわけではない。人間の体にはいろんな機能にバックアップが仕込まれていおり、その一つが胆嚢ということだ。いや、よく出来てるよ。

 ともあれ、検査とその結果を聞く日程を決めて、今日のところはいったん終了。検査は1月18日、結果を聞くのは25日ということにした。

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