胆石日記14

●2012年2月14日
 0:15、2:30、4:30と、隣のベッドであれこれ作業するので、目が覚める。けっきょく夜は2時間ごとに睡眠を中断され、疲れを残したまま朝になる。
 5:45、検温。36.1℃
 6:10、採血。昨日の夜にOKB医師が言っていた血液検査なのだろうが、それにしても早くから採るもんだ。ほんとにアサイチ。
 7:30、朝食。パンはクロワッサン2個、ほうれん草の炒り玉子、バナナに牛乳。ダイニングにトレーを運んで、クロワッサンもトースターで温めて食べる。バナナは皮が鮮やかな黄色なので、もう少し黒い点々のシュガースポットの出た頃合いの方が甘みがあるのにね。朝は7時半、昼は12時、夜は18時と、規則正しい食生活の見本のような毎日だ。今朝からシトシト雨、ダイニングから見る大阪城もベールの向こう。
 8:10から9:20にかけて、病室のトイレ、床、ベッド周りの清掃。ごみ箱のごみも捨ててきてくれた。この辺は担当者によって、やる・やらないが違うので、マニュアルにはなっていない様子。
 8:40、便通あり。いったん出だすとけっこう定期的にでるね。

 9:50、検温と血圧。117/78、36.6℃。看護師はTTMさんに交代。
 10:10、回診。KKW医師とOKB医師が来る。最初にKKW医師が傷口のチェック。みぞおちと右腹は順調に良くなっている。おへそのところは、ちょっと押さえてみて
「う〜〜ん、ここはまぁ、まだ痛いよねぇ、ハハハハッ」
とか笑って去っていった。
「そりゃ先生痛いんですよ、あんまし押さえないでよね。」
その後でOKB医師が来て、血液検査の結果で特に問題ナシであったことを伝えてくれた。これで退院はいつでもOKなので、希望日程を看護師と調整してくださいとのこと。

 11:00、歩くのがお薦めなので、今日は各フロアのダイニングコーナを巡回することにする。8階は「ひまわり」という名前がついているのだが、

 11:50、看護師長代理が来て、退院の日程する。長居をしてもしかたないので、予定通り明日・2月15日で退院することを告げる。 
 12:00、昼食。ちょうど食べ始めたころに、妻と次男が見舞いに来た。二人が12階の食堂で昼ごはんを食べているうちに、こっちも昼飯。メインディッシュのすき煮は、豆腐、ネギ、人参、糸こんにゃく、白菜。茹でたキャベツと人参の和えものはショウガ醤油の味付け、味噌汁はなす、デザートにパイナップル。すき煮と和え物で人参がかぶってるか。
 13:30、妻と次男が帰る。
 
 14:30、TTM看護師が来て退院の話。担当医のOKBさんと、退院後の生活や次の来院日程などをはなす機会があるそうだ。またシャワーがOKとのこと、湯船に浸かるのはだめなのと、手術創のシールはゴシゴシこすらないようにとの注意。入院日以来5日目の入浴だ。
 16:00〜16:30、入浴。湯船はだめと言われていたが、お湯も抜かれた状態だったので、そもそもお湯に浸かるなんてのは出来ないのだった。手術の後をじっくり見るのは初めてで、おへそ、鳩尾、右腹の三カ所にテープとシールでカバーしてあり、固まった血もシールの下に見える。それでも久しぶりに頭も体も洗って垢を落とし、ずいぶんとスッキリした。パジャマも着替え。

 17:50、夕食。メインはサンマの木の芽酢かけ、にゅうめん、小松菜と薄揚げの煮びたし、甘口の沢庵。にゅうめんんなんて食べたのは何年ぶりのことだろう。出汁にショウガが効かせてあって暖かいのがおいしい。献立に木の芽酢かけとあったので、どんな料理かと思ったが、サンマに軽く粉を付けて揚げ、木の芽を混ぜた三杯酢をかけまわしたもの。茹でたモヤシを添えて冷たくして供されるのも一興。今まで出てきた酸味の効いた料理はどれもなかなか美味しい。ここでの食事も明日の朝ご飯が最後。明日は退院だが、まだ切ったところは痛く、歩いたり長時間座っていると辛いので、今週いっぱいは自宅で静養しようと決める。

 18:00、OKB医師が.来られたので、退院後の生活の注意事項を聞く。

19:50、検温、36.0℃。看護師から次回の予約票をもらう。診察前に血液検査があるので、予約時間の30分前には来院して、採血するようにとの指示。あわせて、退院の確認書と術後の計画書というのをもらってサインした。とはいっても次回の来院日程が書いてあるぐらいだけど。
22:00、就寝。

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