胆石日記12

●2012年2月12日
 6:10、病室の明かりが点灯。病院の案内では起床6:00、就寝21:00と書いてあったので、朝は目覚めの音楽でも流れるのかと思ったが、そういうBGMは特になし。

 6:20、検温と血圧。36.3度、112/70。看護師はTKGさん、勤務のシフトで毎日人が入れ替わるみたいだ。痛みがなかなか治まらないので、鎮痛剤をもらう。しばらくして7時頃には痛みが楽になった。痛み止めってよく効くのね。
 7:40、朝食。ダイニングに貼りだしてあった献立表に、朝は食パン2枚と書いてあったし、一昨日の朝は食パンをトーストに焼く人を見かけたので、てっきり毎朝食パンなのかと思ったら、今日はレーズンペストリー。レーズンパンに砂糖をいっぱい振ってある。キャベツ、ニンジン、シーチキンのサラダにはフレンチドレッシングで酸味が美味しい。オレンジ1/4個に牛乳200ml。

 10:20、検温と血圧。36.3℃、114/69。看護師はHNDさんに交代。痛み止めについて尋ねると、6〜8時間の間をあければ服用OKとのこと。今朝は6時過ぎに飲んだので、お昼ご飯の後なら飲めると言うことか。今は鎮痛剤が効いていて痛みが治まっているが、咳をしたり、くしゃみをすると痛い。日中はまだよいけど、夜中に痛くて寝られないと辛いので、就寝前にもらうことにしようと思う。
 11:00、身体を拭く。お風呂にはまだ入れないので、この熱いタオルで体を拭くのは実に心地よい。フェイスタオルが6枚、温めた紙ナプキンはおしぼり2枚を保温できる容器に入れて持ってきてくれる。
 11:35、OKB医師の回診。
 「どうですか」
 「はぁ、まだ痛いですね」
 「そうでしょうねぇ」
 などと話しつつ、手術創をチェックするぐらい。特に異常なし。

 11:50、昼食。鰯のショウガ煮に焼いたネギとごぼう添え。鰯は骨までゴボウも柔らかく炊いてある。春雨のサラダはちょっと辛子を利かせたマヨネーズ味。椀ものはエノキと薄揚げの味噌汁。
 14:00、妻と次男が見舞いに来てくれたので、8階のダイニングと12階のラウンジで歓談少々。長男は熱があるので自宅待機。
 15:30、お茶とお水の配給。ダイニングには給茶器が設置されているので、歩いていける患者は好きなときにお茶汲みにいけるのだが、ベッドに寝たきりだったり歩くのが困難な患者もいるので、そういう方のために午前と午後に配給タイムがある。

 18:00、夕食。鶏肉のソース焼きがメイン、茹でたブロッコリーとニンジンが添えてある。ニンジンはスープで煮こんであるようで淡く味付けされている。酢の物の鉢はキュウリと若布とチリメンジャコという定番の組み合わせ、酸味がおいしい。若布のスープ、マカロニのサラダ。ジョアが白ブドウ味なのは昨日と同じ。手術創の痛みはまだ引かず、食事をとるために起きあがるのも、そこからベッドに寝るのもひと苦労だ。今夜は痛み止めをもらって寝ることにする。
 19:30、検温と血圧。102/75、36.8℃。体温がちょっと高いか。看護師さんに痛み止めをお願いする。
 20:00、痛み止めを飲む。たぶん強い作用がある為なのだろうが、いっしょに服用する胃薬もくれた。さすがによく効くので、消灯時間の21:00より前に寝てしまう。

 22:30、隣のベッドでなにやら処置を始めたので、看護師の出入りもあわただしく、その音で目が覚める。その後も、2:00、4:00、5:00と何度も看護師の出入りや作業のために目を覚まされた。おかげで断続的な睡眠で疲れがとれず。相部屋だし、自分よりは重たい病気を抱えた患者さんばかりなので、文句を言う筋合いのもんじゃないが、眠れないのはこたえるね。

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