免許をとってみて良かったことは、一言で言うと「車を運転する人の気持ちが、分かるようになった」ということ。運転手は走り出したら目的地に着くまで、止まろうとは思わない。赤信号だと仕方ないから停止するけど、信号のない横断歩道とか、一時停止だの踏み切りとかは、とにかく止まらずに先へ進みたい気になる。規制速度だって、いつもメーター見ているわけじゃないので、気が付いたら20キロぐらいオーバーしている、てなことになる。
ということは、歩いてるときはこっちが気をつけていないと、いつ事故に遭うか分からないということだ。
2003.5.5:初乗り
免許をとって初めて、自宅の車に乗る。まずするのは、初心者マークを貼り付けること。教習所の卒業のときにもらったのを、車体の前後に貼り付ける。練習のために行くのは、近くのホームセンター。助手席には、いつも運転している妻に乗ってもらい、子供たちは後ろの座席。
ウチの車はいつも頭からガレージに突っ込んでいるので、最初に車を出すところだけ妻にやってもらう。運転席に座ってみるのも、卒業検定以来なので二ヶ月ぶり。ずいぶんと間が空いている。シートの位置を合わしたつもりなんだが、なんとなくしっくりこない。ハンドル遠いなぁ、アクセル、ブレーキのペダルもフニャフニャしてて、踏み心地が悪い。なんだかなぁと思い出したのは、無線教習の車。アレに乗ったときも、それまでの教習で乗っている車に比べてペダルの踏み応えがなくて、気持ち悪かった。
なんとなくしっくりこないまま走り出して、家の前の狭い路地を抜け、よっこらせっと左折してバス通りに入る。ど〜もアクセルの踏み具合が違って、軽く踏んでも一気に下まで踏み込みそう。足元と前方に注意がいっているので、当然のことながらバックミラーだのサイドミラーだのは無視して走る。行きは一本道で、途中まではそれなりに歩道があるので安心して走る。一箇所だけ赤になりかけの信号を突っ切ってしまう(^_^;)\('_') オイオイ...。
やっと付いたホームセンター「コーナン」は連休の中とあってかけっこうな人ごみ。トロトロと構内を走って、停めにかかる。最初にガレージを出すときに妻にやってもらったせいか、長男・8歳は「バックが問題やな」としきりに心配する。とりあえず、ここは頭から突っ込んで駐車しておく。帰りは右折で出て、来た道を戻る。店を出るところでまごまごしていたら、後ろからクラクション。
「え〜〜い、シロウトが運転してるんだから、静かにせんかいっ!」
途中でスーパーに寄って、二階の駐車場に停める。買い物を済ませて帰宅、ガレージに突っ込んで今日の運転は終了。とりあえず家族全員、無事に帰宅しましたとさ。