運転免許取得日記・門真運転免許試験場

2003.5.2:教卒
 やっと門真の運転免許試験場に行くことにした。卒業検定を合格したのが、3月1日だったので、かれこれ2ヶ月ぶり。ずいぶんと間が空いたものだ。事前に試験の情報を得るために、インターネットでいくつか検索。

門真試験場のHPは、
http://www.police.pref.osaka.jp/08tetsuduki/menkyo/madoguchi/kadoma_1.html 
とりあえず、公式HPとして必要な情報はココで準備できる。最寄り駅は京阪の古川橋で、そこから徒歩15分。

受験の段取りは、教習所の卒業のときに説明があって、必要な書類もそのときにもらっていたので、試験場に行ってからは証紙を買うだけ。門真の試験場は土日・祝日を除く平日が営業時間で、実際に試験を受けたり手続きをする時間は短いのだが、待ち時間が長いので、結局まる一日がかりの仕事になる。ちなみに光明池の試験場は受付が8:45からなので、免許証交付も14:30ぐらいとなっている。大阪に住民票のある人は、門真でも光明池でも受験可能なので、早く終わらせたい人は光明池http://www.police.pref.osaka.jp/08tetsuduki/menkyo/madoguchi/komyoike_1.htmlに行くのも良いかもしれない。

<門真試験場の受験スケジュール>
時間 手続 内容
10:00〜11:30 ・受付 必要書類を持って、25番窓口で申し込み
 1) ¥2,100の証紙を貼った「運転免許申請書」
 2) 教習所の卒業証明書
 3) 仮運転免許証

受験票をもらったら、受付窓口のすぐ後ろで視力検査

12:45〜 ・説明&試験 試験自体は50分
14:30〜14:40 ・結果発表 電光掲示板に合格者のみ受験番号が表示される。
掲示板には10分ぐらいしか表示されないので要注意。
  ・証紙の購入 「交付手数料納付書」に必要事項を書いて、運転免許交付手数料の¥1,750の証紙を購入して貼る
15:20〜 ・写真撮影 写真撮影の説明と撮影
16:30〜 ・免許証交付 「交付手数料納付書」と仮運転免許証を提出して、免許証を受け取る

1階を入ったすぐのところにも受付があるのだが、新規交付手続きは2階と3階なので、エスカレータで2階に上がる。まずは22番の窓口で証紙を買う。受付のおばちゃんも慣れたもので、こっちがウダウダ言う前に¥2,100分の証紙を持って待ち構えている。窓口の横には、シャープペン150円とか、消しゴム50円とか書いた白い紙が貼ってある。試験を受けに来て、筆記用具を持っていないヤツもないだろうと思うのだが、教習所の学科の試験でも鉛筆を借りていたのが必ず一人や二人は居たので、この売り上げもそこそこあるのかな、と思う。証紙を「運転免許申請書」に貼って、25番の窓口へ。窓口といっても、臨時の切符売り場のような一坪大の小屋が三つ並んでて、それぞれに二人ずつの係員が受付をやっている。並んだ窓口は、受付の「おね〜さん」だった。やはり手馴れたもの、「ハイ、あれだして、これだして」で、ほいほいと受験票を渡される。受験番号は414番。

「じゃあ26番のところで、視力検査をやってください」
というので、どこかと思ったら、この小屋の後ろのスペースに、視力検査の機械が並べてあって、ここで行なう。視力検査は教習所でやったのと同じ機械。円の一箇所が欠けているヤツで、上だの、下だの、右だの、というのと、赤・青・黄の信号の三色が区別できるかどうかの確認だけ。

視力検査が終わると、後は試験開始まで暇になる。受付は10:00〜11:30まであるが、何時に受付しても試験は12:45にまとめて行なわれる。だったらギリギリに行けばいいじゃんとも思うのだが、あまり悠長に出かけると11:30過ぎてしまって、窓口が閉まり「また明日」になってしまうので、そこそこの時間にはたどり着かないといけない。当面ヒマなので、館内を見物してから腹ごしらえを済ますことにする。敷地・建物とも空間を贅沢に使っていて、しゃれた造りだ。試験途中の時間をもてあます人を目当てに、建物の右手に献血ルームが設けられている。1階左手奥に食堂を発見。公共の施設に入っている食堂なので安いかと思ったらさにあらず。カツカレー850円とかするので、外に出て「くら寿司」で昼ごはん。とにかく暑い日だったので、ビールでも付けたいところだけど、免許の試験受けるのに赤い顔もなんだかだし、なによりスーパードライしかなかったので、飲むのは帰ってから家で祝杯を挙げることにして、ここのところは我慢。

受験の説明は12:50から。3階の第1、第2、第3の三つの試験場に分かれてい、414番は第3試験場だ。二人ずつ座れる机の左側の席に一人ずつ着席。窓側の三列だけが受験者で占められている。どうやら、第1、第2の試験場で入りきらなかった人数が、こっちに回されているみたいだ。試験官は男性一人、女性二人の計三人。筆記用具以外の荷物は右側の空いている席に置いて、試験中は荷物に触れること禁止。カンニング防止のためだそうで、荷物に触れたらその時点で試験終了になる。問題は95問で、一問一答で設問の○×を解答するのが90問、これがひとつ1点。あとの5問は、絵を観て答える問題で、ひとつの情景につき、三つずつの設問があってこれが1問2点。合計100点満点で90点以上が合格。ひとつだけ、ど〜にもよく判断のつかない問題があったが、あとはまず大丈夫。二回見直しをして、15分ぐらいあまして途中退席した。

結果発表は、14:30から。3階の電光掲示板に受験者の番号が一覧表示され、合格者のところにだけ光る。314番、315番、316番とあって、317番が暗くて318番が光っていると、317番はご愁傷様という次第だ。この表示は10分少々しか光っておらず、その後は他の案内が載るので、発表時刻の14:30には掲示板の前には、くろやまの人だかりになる。ここで合格した人は、掲示板の後ろの教室入り口横に置いてある箱から、「交付手数料納付書」をとって、必要事項を記入し、証紙1,750円を貼る。発表の直後は、合格者が一斉に納付書を取りに行くので、掲示板が光るのを待っている間に、先に納付書だけ取っておいても良いかもしれない。いらなきゃ後で返却すればよいのだし。

自分の受験番号の414番を含めて、この前後は続けて番号が光っているので、ほとんど合格のようだ。周りでは友達に電話をするヤツ、はたまたカメラで合格した番号のところを写真に撮るヤツなど、ケータイばやりなのは、なんともイマ風。さて、合格したので、またまた22番の窓口で証紙を買う。窓口のおばちゃんは、これまた発表の時間帯を心得ていて、「合格やね?」とか言いながら、1,750円分の証紙を構えて待っていた。

次の集合は15:20。試験を受けた第3試験場の席に戻る。15:30になって係員がやってきて、第1試験場で説明をするので移動してくださいとのこと。そんなことなら始めから第1に集合させればよいのに、ムダなことをするものだ。受験番号順に、最初の受付で提出した運転免許申請書が返却される。これには、免許証発行用のデータを印刷した紙を、留められている。氏名、住所、生年月日、有効期限に運転の条件とかが載っていて、これがそのまま免許証に印刷されるそうだ。免許証交付の説明を聞いて、写真撮影の部屋にぞろぞろと向かう。何百人かがいっせいに移動するので、混雑きわまりない。全員行ったところで撮るのは順番なんだから、もっと人数区切ったら良いのにと思うのだが、いかにも「まとめてやった方が高効率」という、役所側の都合優先だなぁと思う。

写真撮影は2階。4列に分かれて並ぶ。部屋の入り口横には鏡があって、それぞれ髪を整えたり、女の子は化粧直しをしたり、気を使っているようだ。入ってすぐのところで、係官に例の免許の条件とかを印刷した紙を渡すと、写真機と免許の印刷機が一体になった機械にそれを突っ込んで、写真を撮ってくれる。Kodakの免許証作成システムとかいうらしい。免許証のデータをOCRで読み取って、デジカメで取った写真と合成して、免許証に仕立てあげるシロモノだ。

免許の交付は16:30から。ふたたび第1教室と第2教室に集合する。第1教室は未成年、第2教室は20歳以上の成年、という部屋分け。20人ずつぐらいの区切りで名前を呼ばれ、「交付手数料納付書」「仮免許証」と引き換えに、免許証を受け取る。免許証だの、パスポートだのの写真は変な顔で写っているのが定説で、やはり見慣れない顔の写真が載っている。今日から3回目の誕生日が有効期限だったが、今年からこの期限が一ヶ月延びたそうな。なので平成17年12月16日までが有効期限、となっている。そのころには、また免許の書き換えで、門真に来なきゃならない。3年後には、もうちょっとお客様扱いをするようになっているだろうか、それとも相変わらずの「お役所仕事」かな。

さて、これで初心運転者の仲間入り。あとは自宅の車に乗って慣れるばかりなので、家族には悪いが「怖い」とか「危ない」とかののしられながらも、せめて休日ぐらいは乗るようにしよう。

(2003/5/30更新)

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