広島焼き

・概要
関西風のお好み焼きは、生地になる溶いた小麦粉にキャベツを混ぜて焼くが、広島焼きはクレープ風に薄く焼いた生地の上で千切りキャベツを蒸し焼きにする。

・材料(3人前)
具材…キャベツ半玉、万能ネギ3〜4本、豚ばら肉適量、卵3個、天かす、削り粉
生地…薄力粉1.5カップ、水1.5カップ、ベーキングパウダー小匙1、みりん小匙1、卵1個
ソース…「オタフク」のお好み焼きソース、マヨネーズ、青海苔、削り節

・作り方
(1)ボウルに生地の材料を混ぜる。ダマにならないように、水をちょっとずつ加えるとか、泡だて器でかき混ぜるとかいう工夫が効く。
(2)生地を冷蔵庫で1時間ぐらい休ませる。生地はお玉ですくったら、サラサラっと落ちるぐらいにゆるく作る。
(3)キャベツはできるだけ細く千切り。包丁でやると千切りならぬ百切りになってしまうので、スライサーを使う。
(4)万能ネギはみじん切りにして、(3)と混ぜておく。
(5)180度ぐらいに熱したホットプレートに、お玉で一杯分の生地を流す。
(6)クレープを焼く気分で、流した生地の真ん中から外に向かって、円を描くように手早くクルクルとお玉を動かして、薄く均一な生地にする。
(7)削り粉と天かすを、ぱらぱらと生地の上にばらまく。
(8)片手でひとつかみぐらいの、(4)キャベツと万能ネギを生地の上に乗せる
(9)豚ばら肉をキャベツの上に並べる。
(10)つなぎにするために、生地少量を上からかける。
(11)生地がこんがりしてきたら、両手にコテを持って、思い切り良くひっくり返す。上からつなぎのための生地を掛けているので、そう簡単にバラバラになる心配はない。勇気をふるって思い切ってやるのがコツ。
(12)ひっくりがえしたら、上からコテでちょっと押さえて平らにする。生地の下でキャベツを蒸し焼きにするので、ちょっと温度を下げる。キャベツの嵩が低くなればOK。2〜3分というところか。
(13)ホットプレートの空いているところで、卵1個を割って広島焼きと同じ大きさぐらいにつぶしながら広げる。
(14)卵の上に広島焼きを載せる
(15)2〜3分焼いたら、ひっくり返して、お好み焼きソース、マヨネーズ、青海苔等で味付けする。

・出典:いろいろなお料理レシピ本

・ひとこと
ひっくり返すときや卵に乗せるときにキャベツや具材が散っても、気にしないこと。かき集めて生地の下に入れてしまえば大丈夫。
お玉で生地を丸く広げる時にはスピードが大事。薄く延ばした生地はすぐに固まるので、多少形が悪くてもやり直しはしないこと。
豚ばら肉の代わりに、スジ肉を酒、醤油、みりんで煮込んで使っても、コクのある味付けになる。この時は(7)で、天かすや削り粉と一緒に生地に乗せてしまう方が扱いやすい。
モダン焼きにするときには、(11)と(12)の間で焼きソバを作り、(12)でひっくり返した広島焼きを焼きソバの上に乗せる。さらに焼きソバの上に乗った広島焼きを(14)で卵の上に乗せる。下から、卵→焼きソバ→広島焼きという順番。


・写真:クリックすると大きな画像が表示されます。戻る時はブラウザの「戻る」ボタンで。
サラサラの生地 お玉ですくって、これぐらいサラサラっと流れるように。
生地をお玉で広げたところ、まだ真ん中は火が通っていない 生地をホットプレートに流して、お玉で広げたところ。
キャベツ、ネギと豚肉を積み上げて、つなぎに生地をかけたところ。ボウルを伏せたように山に盛り上がっているのだが、写真だと盛り上がり具合がちょっと分かりにくいか。
横に卵を広げた状態 横に卵を割って広げたところ。このあと卵の上に広島焼きを乗せる。
横に焼きソバを広げた状態 モダン焼きにするべく、横で焼きソバを焼いているところ。
焼きソバを乗せて、モダン焼きに仕上げたもの モダン焼きに仕上げて、おたふくソースを塗ったところ。

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