無線ルーター導入記 その2

<接続環境>

導入時期 2005年12月
インターネット接続 CATV・ZAQレギュラー
(下り10Mbps、上り128kbps)
ルーター&無線LAN親機 NEC製 WR6650S
無線LAN子機(ノートPC用) NEC製 WL54SC(Panasonic Let'sNote)
PLANEX製 GW−NS11H(Toshiba DynaBook)

<導入検討>
ネット環境をCATVに変更してから、特にアップロードが途切れがちで調子が悪かったのだが、2005年11月ごろからダウンロードのほうも遅かったり、サイトに接続できない状況が出るようになってきた。パソコンとモデムを直結にするとまったく問題なく接続できるし、アップロードの速度もほぼ定格通りでるので、ルーターの交換を検討にかかった。もともと、今まで使っていたPLANEX製の無線ルーターは、ZAQの推奨品には上がっていないので、今回はZAQのHPを参考にして、接続実績のある機種から選ぶことにする。また、いずれはテレビも電話もひっくるめて、関電の光に乗り換えようかという算段もあったので、Kオプティコムのサイトも参照していくつか候補を挙げた。

とはいっても、関電の方はさまざまなメーカーの接続実績が掲載されていて、ほぼどのメーカーでも問題ないようだったが、ZAQの方はNECとcoregaの2社・3機種しか掲載されておらず、結局この中から選ぶことにする。NECの方は、IEEE802.11aとIEEE802.11b/11gを切り替えて使うモデルか、同時使用できるモデルの二機種、coregaの方は一機種しか選択肢がないので、設定が簡単そうなNECに決定。Tsukumoのインターネット販売でPCカード付きのモデルを買った。

無線LAN親機(兼)ブロードバンドルータのWR6650Sと、PCカードタイプの子機WL54SCの組み合わせ。11bと11gは、ひとつのLANの中で共存できるので、今まで使っていたPLANEXの無線LANカードは、引き続きDynaBook用に使用する。新しく買ったWL54SCのカードは、CF-T1用ということに。ただ、今にして思えば、子機はUSBタイプにした方が、デスクトップ機にも使えてベターだったのかもしれない。

<機器の設置状況>
親機は、モニターの横に縦置き。前はパソコンデスクの下の方に置いていて、後ろ側のケーブルをぬきさしするのが面倒だったので、今回は上の方に置いてみた。常時電源が入っているので、PowerやLAN、Air、Dataなどの各種インジケータがピカピカして、夜間などはちょと目障り。「電源を切る」という発想は、ネットワーク機器にはないのは分かるが、家庭内で使うとなると一般の家電製品と同じように、電源スイッチぐらいはあった方がいいと思う。また、常時接続だとDHCPといいつつ、一度プロバイダから割り振られたIPアドレスが実質的に固定になるので、外部からのアタックもされやすい気もする。

<導入その1:ルーター設定>
まずは、デスクトップ機とルータをLANケーブルで繋いでルーターの設定。付属のCDから設定ソフトをインストールして、Webブラウザ経由で行なう。ZAQのプロバイダ情報を引っ張り出してきて、これを見ながら設定。特に難しいところはなく、画面のウィザードの指示通りに入力していって簡単に終了。ネットに接続してスピードテストのサイトをいくつか回って測定すると、だいたい5Mbpsぐらい出る。ファイルのアップロードも途切れることなくできて、アップロードのスピードも130kbps近く出るので、ZAQレギュラーの定格通り。

<導入その2:無線LANの設定>
無線LANの設定は、少々手間取った。説明書によると、パソコンに子機のPCカードを突っ込むと、自動的にネットワークを認識して、ドライバソフトが入って、という説明だったのだが、これがまったく認識できず。結局、Windowsのハードウェアの設定メニューから、PCカードを認識させて、付属のCD−ROMからドライバソフトをインストールした。

セキュリティ設定の方は少々てこずったが、WEPのパスワードをブラウザから設定画面で確認して、16進の英数字を子機の側でも設定した。ネットワークID(ESS−ID)も同じく設定画面から確認して、子機の方に入力。前のPLANEXの機器で無線LANの設定は経験があったので、この辺の要領もわかっていたが、初めてだったら途方にくれて、メーカーのお客様サービスに電話しただろう。あるいは、PLANEXで無線LANの設定をしていたせいで、自動インストールがうまくいかなかったのかもしれない。

<接続状況>
接続速度は、有線で繋いでいるデスクトップ機と、無線で繋いでいるノートのCF−T1では、下りは5Mbps、上りは128kbps。同じく無線で繋いでいるDynabookはさすがにWin98の64Mメモリという非力さのせいか、下りが1Mbps強、上りは100kbpsにとどまる。まぁ主に使うのはデスクトップ機と、ノートもT1の方なので、実用上はこれでOK。

相互にファイル共有もできるので、DVD−RAMにバックアップを取っておくとか、デスクトップ機経由でプリンタ共有するとかも問題なくできて、まずは満足。HPのファイルを一括して400件ぐらいアップロードしても、途切れることなく順調だった。社内LANへの接続ができなくなっていたのも可能になった。やはり接続に時間がかかりすぎて、タイムアウトしていたのが、ネットワークの高速化で復帰したようだ。

3階や1階の部屋での接続状況まではまだチェックしていないが、ふたたび無線LAN快適生活が戻ってきた今日この頃だ。

2006/1/12更新


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