タイトル |
カクテルの美学 |
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著者 |
大塚 徹 | |
出版社 |
青娥書房 | |
価格 |
1,500円(税込み) |
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ISBN |
ISBN4-7906-0132-3 |
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実は、この本のメインタイトルは「カクテルの美学」というもので、本稿のタイトルにした「私はプロのバーテンダー」というのは、そのサブタイトル。しかし、この本を読む方には、サブタイトルの方にこそ注目して頂きたいものです。 もちろんカクテルに関する蘊蓄も豊富に載っていますが、それよりも、カウンターの中から見た様々なお話しが、興味深いものです。著者の大塚氏は、宇都宮で「パイプのけむり」というバーを開いておられます。NBAの全国カクテルコンペティションで、この店から三年連続で優勝者をだしたという実績が光ります。 不勉強なバーテンダーに対する叱責、酒場での酒の飲み方や心構えなどの内容が盛りだくさん。しったかぶりの軽佻浮薄な客や、水っぽいギムレットを平気でだすバーテンダーに是非とも読んでもらいたい本であります。 |